□■□ ■□■ ■□■ セミハイレゾドライバ ver 2.40 □■□ □■□ ■□■ セミハイレゾドライバ ver 2.40(以下本ソフト)をダウンロードしていただき ありがとうございます。 1. 概要 TOWNS/VTOWNS(T-OS)上の解像度無依存アプリで768x512(2画面)を可能にします。 さらにWindowsアクセラレータ等(以下Winアクセラ)の表示機能を利用して 1024x768(1画面)や16M色(1画面)表示を可能にします。解像度無依存アプリで ない場合は一時的に機能をOFFにします。メモリ上のT-BIOS領域を直接変更する ので危険です。 画面モード一覧 ┏━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃ 画面モ−ド ┃ 2画面 | 1画面 ┃ ┃ ┠─────┬─────┼─────┬─────┬─────┨ ┃ ┃ 16色 | 32K色 | 256色 | 32K色 | 16M色 ┃ ┣━━━━━━━╋━━━━━┿━━━━━┿━━━━━┿━━━━━┿━━━━━┫ ┃セミハイレゾOFF 640×480 | 320×240 | 640×480 | 512×480 | − ┃ ┠───────╂─────┼─────┼─────┼─────┼─────┨ ┃セミハイレゾON┃ 768×512 | 384×256 | 768×512 | 512×512 | − ┃ ┠───────╂─────┼─────┼─────┼─────┼─────┨ ┃Power9000 *4 ┃ − | − | 640×480 | 640×480 *1 640×480 *1 ┃ ┃ | | 800×600 | 800×600 | 800×600 ┃ ┃ ┃ | |1024×768 |1024×768 | ┃ ┃ ┃ | |1152×900 |1152×900 | ┃ ┃ ┃ | |1280×1024| | ┃ ┠───────╂─────┼─────┼─────┼─────┼─────┨ ┃Power9100 ┃ − | − | 640×480 | 640×480 *1 640×480 *1 ┃ ┃ | | 800×600 | 800×600 | 800×600 ┃ ┃ ┃ | |1024×768 |1024×768 |1024×768 ┃ ┃ ┃ | |1152×900 |1152×900 |1152×900 ┃ ┃ ┃ | |1280×1024|1280×1024|1280×1024┃ ┠───────╂─────┼─────┼─────┼─────┼─────┨ ┃CL-GD5430 *3 ┃ − | − | 640×480 | 640×480 *1 640×480 *1 ┃ ┃ | | 800×600 | 800×600 | ┃ ┃ ┃ | |1024×768 |1024×768 | ┃ ┃ ┃ | |1152×900 | | ┃ ┠───────╂─────┼─────┼─────┼─────┼─────┨ ┃CL-GD5434 *3 ┃ − | − | 640×480 | 640×480 *1 640×480 *1 ┃ ┃ | | 800×600 | 800×600 | 800×600 ┃ ┃ ┃ | |1024×768 |1024×768 | ┃ ┃ ┃ | |1152×900 |1152×900 | ┃ ┃ ┃ | |1280×1024| | ┃ ┠───────╂─────┼─────┼─────┼─────┼─────┨ ┃MACH64 ┃ − | − | 640×480 | 640×480 *1 640×480 *1 ┃ ┃ | | ゚ | ゚ | ゚ ┃ ┃ ┃ | |1600×1200|1600×1200|1600×1200┃ ┗━━━━━━━┻━━━━━┷━━━━━┷━━━━━*2━━━━━*2━━━━━*2 Power9000 : Windowsアクセラレータカード(FMT-3631)に搭載 Power9100 : Windowsアクセラレータカード(FMT-3632)に搭載 CL-GD5430 : Fresh E/ES/ET/FS/FTに標準搭載 CL-GD5434 : HA/HB/HCに標準搭載 MACH64 : VTOWNSに標準搭載されているものとPCIバス上のVGAカード (264CT/ET/VT/GT/RAGEII/RAGEII+DVD/RAGE-PRO) *1 アダプタを作る必要があります。(ADAPTER.TXT参照) 但し対応アプリの場合とH20の場合は不要 *2 最大解像度は搭載VRAMとVGAチップの容量や種類で決まります。 *3 CL-GD5430/4の256色パレットは26万色中256色です。 *4 Power9000の16M色表示はハードウェアの制約上32bppに設定されています。 2. パッケージ内容 README.TXT ---- セミハイレゾドライバのTXTファイル(このファイル) ADAPTER.TXT ---- アダプタのTXTファイル SEMI31.BAT ---- 常駐用BAT(L31用) SEMI40.BAT ---- 常駐用BAT(L40〜用) DELSEMI.BAT ---- 常駐解除用BAT CONFIG.TXT ---- コンフィグレーションファイルのTXT SEMIC.EXP ---- ドライバ設定用ソフト TOWNS\SEMIH.NSD ---- TOWNS用ドライバ本体 VTOWNS\SEMIH.NSD ---- VTOWNS用ドライバ本体 SAMPLE\TOWNS.CNF ---- TOWNS標準(中レゾ)表示用設定 PW9000.CNF ---- Power9000(FMT-3631)用設定 PW9100.CNF ---- Power9100(FMT-3632)用設定 CL5430.CNF ---- CL-GD5430(Fresh E/ES/ET/FS/FT)用設定 CL5434.CNF ---- CL-GD5434(HA/HB/HC)用設定 MACH64.CNF ---- MACH64用設定 3. 動作確認環境 HR,FMT-3631,RD17G,T-OS V2.1 L40(DOS6起動) 無印VTOWNS,XPERT@Work(8M),RD17G,T-OS V2.1 L40(DOS6起動) 4. 使用方法 AUTOEXEC.BATの変更。もしくは、付属のBATファイルをアイテム登録して下さい。 (1) SEMIH.NSD,SEMIC.EXP,BAT,CNFファイル等をT-OSの起動ドライブのNSDD ディリクトリにコピーしてください。 (2) AUTOEXEC.BATの変更 【L31の場合】 \RUN386 \HCOPY\ADDDRV \NSDD\SMSG.NSD IF ERRORLEVEL 1 GOTO END \HCOPY\COCO_MEM ←追加 \RUN386 \HCOPY\ADDDRV \NSDD\SEMIH.NSD ←追加 IF ERRORLEVEL 1 GOTO END ←追加 \RUN386 \NSDD\SEMIC 16/32K_1 256_1 32K_1 ←追加(オプションはお好みで) \T_FILE\SCSV.EXE /T180 CONTROL -v -p -callbuf 32 【L40の場合】 \HCOPY\COCO_MEM \HCOPY\FORRBIOS.NSD \NSDD\SMSG.NSD IF ERRORLEVEL 1 GOTO END \HCOPY\COCO_MEM \NSDD\SEMIH.NSD ←追加 IF ERRORLEVEL 1 GOTO END ←追加 \RUN386 \NSDD\SEMIC 16/32K_1 256_1 32K_1 ←追加(オプションはお好みで) \T_FILE\SCSV.EXE /C /T18 CONTROL -v (3) TBIOS.INIの変更(16M色表示を行う場合のみ必要) EGB_MR.BIN を EGB_MRF.BIN(L31),EGB_HR.BIN(L40) に変更する。 TBIOS\TBIOS.INIの内容 TownsBIOS configuration BIN=\TBIOS\TBIOSTOP.BIN EGB=\TBIOS\EGB_HR.BIN ←変更 SND=\TBIOS\SND_WAV.BIN (4) 付属のBATファイルを、アイテム登録する。 SEMI31 .BAT セミハイレゾドライバ常駐(L31用) SEMI40 .BAT セミハイレゾドライバ常駐(L40用) DELSEMI.BAT セミハイレゾドライバ常駐解除(L31/L40共用) (5) SEMIC.EXP SEMIC.EXPはセミハイレゾドライバ設定用ソフトです。コンフィグレーション ファイル(SEMIH.CNF)で定義された画面モードをオプション指定します。 コンフィグレーションファイルのサンプルがSAMPLEディリクトリ内にあります。 SEMIH.CNFにコピーして使用してください。(CONFIG.TXT参照) 起動例 run386 semic 16/32K_1 256_1 32K_1 (注)・オプション指定無しで起動すると、現在の設定状態が表示されます。 ・SEMIC.EXP 実行時に CTRLキー を押下すると実行がキャンセルされます。 (6) CD運用の場合 CD運用でも情報DISKを作成して情報DISK内のAUTOEXEC.BATを書き換えれば 使用可能になります。常駐/常駐解除用BATのコマンドパス等は変更して ください。 例) AUTOEXEC.BATの内容 \HCOPY\COCO_MEM A:\NSDD\SEMIH.NSD ↑ SEMI40.BATの内容 Q:\HCOPY\COCO_MEM A:\NSDD\SEMIH.NSD ↑ ↑ DELSEMI.BATの内容 Q:\RUN386 -nocrt Q:\HCOPY\DELDRV -BANNER SEMIH ↑ ↑ ↑※ ※ DELDRVのパラメータはドライバのファイル名ではなくドライバの識別名を 指定するのでパスは不要です。 5. 注意 ・従来アプリの場合、一時的にセミハイレゾをOFFにしていますが アプリによりうまく動作しない場合があります。 ・セミハイレゾモードの場合、画面が若干縦長(約6:7)になります。 CRT側で縦横比の調整が可能な場合は1:1に調整してみてください。 ・VTBIOS.NSD(ビデオモード)と同時に使用することは出来ません、ご注意下さい。 以下のようBATを変更すれば、誤操作を防げます。 PRO.BATの内容(ビデオモードON) echo off \RUN386 -nocrt \HCOPY\DELDRV SEMIH ←ドライバ解除を追加 \hcopy\coco_mem \nsdd\vtbios.nsd %1 %2 SEMI40.BATの内容 ECHO OFF \run386 \hcopy\deldrv TBI-YM00 ←ビデオモードOFFを追加 \HCOPY\COCO_MEM \NSDD\SEMIH.NSD ビデオモードOFF時にセミハイレゾにしたい場合は、以下の修正もする。 DELPRO.BATの内容(ビデオモードOFF) echo off \run386 \hcopy\deldrv TBI-YM00 \HCOPY\COCO_MEM \NSDD\SEMIH.NSD ←追加 \RUN386 \NSDD\SEMIC 16/32K_1 256_1 32K_1 ← 追加 ・Winアクセラで表示している画面モードは、拡大表示やハードウェア スクロールの機能をサポートしていません。その為アプリによっては 正常に動作をしない場合があります。 ・タブレットドライバを使用している場合TABLET.NSDより前に常駐させて下さい。 AUTOEXEC.BATの内容 \HCOPY\COCO_MEM \NSDD\SEMIH.NSD ←前に常駐 IF ERRORLEVEL 1 GOTO END \HCOPY\COCO_MEM \NSDD\TABLET.NSD IF ERRORLEVEL 1 GOTO END ・T-OSから直接Windowsを起動している場合にうまく動作しないときは 常駐解除してから実行してみて下さい。 ・Power9000の16M色表示はハードウェアの制約上32bppに設定されています。 32bpp対応のアプリのみ動作可能です。(未確認) 6. やりたいことランク(いつ実現するかはわからない) (1) 画面モードをGUIで選択可能にしたい。 7. 改版履歴 ver 2.32 → ver 2.40 ・VTOWNS用を分離 ver 2.30 → ver 2.32 ・Mach64(264CT)削除 ・パレット書き込み部分ソース変更 ver 2.28 → ver 2.30 ・コンフィグレーションファイルの導入 ・Power9000/9100画面モード設定ルーチン変更 ・Mach64(264CT)画面モード設定ルーチン変更 ・CL-GD5430/4画面モード設定ルーチン変更 ver 2.27 → ver 2.28(未公開) ・ソースの整理 ・Power9100(FMT-3632)仮対応 ver 2.26 → ver 2.27 ・Mach64-CT(264CT)対応 ・Power9000 の 16M(32bpp)色モード仮(実験)対応 ・CL-GD5434 800x600 16M(24bpp)色モードの同期タイミング切り換え機能追加 ver 2.25 → ver 2.26 ・800x600 16M(24bpp)色モードの同期タイミング調整(H=40.0KHz,V=64.0Hz) ver 2.24 → ver 2.25 ・高解像度機種対策 ・CL-GD5434 で 640x480 16M(24bpp) -> 800x 600 に変更 ・CL-GD5434 で 1024x768 256 -> 1280x1024 に変更 ver 2.23 → ver 2.24(未公開) ・ソース修正 ver 2.22a → ver 2.23 ・Windows から T-OS 移行時の不具合修正 ver 2.22 → ver 2.22a ・オーバーレイ起動のときに通常モードにもどらないアプリ対策 ・CL-GD5430/4 パレットライトに DACDelay 追加 ver 2.21 → ver 2.22 ・フルカラー(16M)モード対応 ver 2.20 → ver 2.21(未公開) ・EBG_HR.BIN組み込み時のハングアップ対策 ・フルカラー(16M)モード仮対応 ver 2.12 → ver 2.20(未公開) ・CL-GD5430/4対応 ver 2.11 → ver 2.12(未公開) ・アクセラレータモードからのコマンドモードへの切り換え時の不具合修正 ver 2.10 → ver 2.11 ・アクセラレータモードの同期タイミング調整(H=62.5KHz,V=75.9Hz) ver 2.00 → ver 2.10(未公開) ・セミハイレゾにする画面モードを選択可能にした。 ・H=31.1KHz,V=57.9Hz』『H=29.1KHz,V=55.8Hz』の2つの同期信号の 選択を可能にした。(Winアクセラのモードはのぞく) ・Winアクセラのサポート(256色,32K色モードのみ) ver 2.00/ACM-215 → ver 2.00/ACM-215/rel2 ・フリッカ対策で同期信号を『H=29.1KHz,V=55.8Hz』にした。 ver 2.00 → ver 2.00/ACM-215 ・ACM-215対策で同期信号を『H=27.4KHz,V=52.4Hz』にした。 ver 1.12 → ver 2.00 ・L40対応。 ver 1.11 → ver 1.12(未公開) ・T-BIOSフックのCPU負荷を少なくした。 ver 1.10 → ver 1.11(未公開) ・EIN(TM)ランチャーでのオーバーレイ起動時の不具合を修正。 ver 1.00 → ver 1.10 ・EXP型から、NSD型に変更。 ・解像度無依存APIを使用していない(従来型)アプリが起動された場合 セミハイレゾを一時的にOFFにする機能追加。 ・セミハイレゾ化の画面モードに256色,32K色を追加。 8. 著作権&免責 本ソフトの著作権は、私(ななしの)にあります。 本ソフトはフリーソフトウェアです。 再配布/転載は *非商用* の場合は自由ですが、以下の点は守って下さい。 ・ソフト本体および各種ドキュメントファイルの内容やパッケージの構成を 改変しないで下さい。 ・改版時の再転載は *必ず* 行って下さい。 *商用利用* の場合は必ずメールでお問い合わせ下さい。 本ソフトを使用して発生した問題について、私(ななしの)は責任を負いません。 9. 謝辞 NSD型ソフトの作成に野村さん作『BGMプレーヤ V1.1』のソースを参考に させていただきました。画面モードの設定にWindows用セミハイレゾパッチ等の 情報を参考にさせていただきました。ありがとうございます。 そして、本ソフトを使っていただいてるみなさんに感謝。